元少年A手記 絶歌への反論の反論

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絶歌という手記を遺族に無断で出版し・・

非難轟轟の渦中、その内容にも私は嫌悪感満載の神戸児童連続殺人事件、元少年A(酒鬼薔薇聖斗)の手記です。

印税、遺族や社会への配慮、各方面への影響、最後にどうしたら許せるのかを書いてみたいと思います。

けして専門家や、まして心理学を考証できる器ではありませんので、個人主観に基づくものであってクリスチャンの大部分がそう思っているわけではないことは最初にお断り申し上げます。
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 icon-check-square-o 印税

批判、非難、非常識の矛先が印税にあるとするなら、アメリカのサム法のように、日本の法律でも犯罪被害者が「当該事件での収益」は全額被害者に渡る法制度が必要だと思います。

過去にも犯罪者が出版された書籍で大印税を得た代表に「無知の涙、著永山則夫死刑囚」がありますが、これは執行後の現在もなお印税は遠藤弁護士を通じて慈善事業団体に寄付されているので、少年A関係者が「印税は遺族への賠償、慰謝料に充てる」と言っている限りは、それはそれでいいのではないかと思うし、本を出版すること自体は(言論の自由を伴う)経済行為ですから、そこを矛先に非難するのは、手記のパフォーマンス性を除いても妬み半分のナンセンスなことではないかと思います。

 icon-check-square-o 配慮

他方で遺族への配慮が足りない、公共社会への影響、装飾されすぎた身勝手な描写が非難の的にもなっています。
例えば元少年Aの言葉を借りるとすれば「もう出版しなければ自分は社会での居場所、存在性を保てない」というようなことがありました。
これは、何の落ち度もない被害者のその居場所、存在性を奪っておいて「お前にそれを言う資格はない、因果と受け止めて生きていけ」(クリスチャンであれば、人生訓の重い十字架を一生刻まれてるのを忘れるな)ということで、私はそれは正論と思います。

彼が心から回心したのかは誰も知る由はありませんが、医療少年院を退院した後の人生をもがき苦しんでいる状況は伝わってきます。
ここでクリスチャンとしてキリスト教の真理をうんぬんするつもりはないですが、世の中には解放されないことはあることを知るべきと思います。

そういった意味では「もっともっと、もがき苦しんで、それが要因に対する結果」ということを元少年Aは一生かけて修得していかなければならないことだと思います。

そのことをストレートな言葉で非難すると「生涯贖罪の責任放棄」「犯した罪への誠実さがない」と辛らつな評価をされると思いますが、元少年Aや関係者にすれば然りなことで想定内のことでしょう。

 icon-check-square-o 影響と本名を隠して

一方で、少年犯罪心理に(矯正、更正も含めて)有益という評論家の声もあります。
酒鬼薔薇聖斗をカリスマとして、その影響下で起きたと考えられている事件は多数あります。

これはカリウムを同級生に飲ませたなどで逮捕されている名大生のツイッターと思われるもの。
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私は手記を販売自粛する書店が続出するほど逆効果となり必要以上に崇拝されてしまう危険性が伴っていると感じます。
また、本名ではなく少年Aで出版したことも非難されていますが、諸事情を考慮すると「他の名前(本名)、ペンネーム」で出版した場合のほうが「成長した、進化した少年A」となり「思い上がりも甚だしい、お前は一生少年Aを名乗れ」と、もっと叩かれていたと思います。

もちろん販売自粛、差し止めも含めて被害者遺族への配慮ケアーは最優先されなければならにことです。

 icon-check-square-o 赦し

キリスト教の重要教理のひとつにメタノイア「悔い改める」とあります。
メタとは、何々が起きた後という意味があり、何もなければ改める必要がないとも言えます。

そして真に悔い改めた者を赦すのが教理です。
つまり過去に起きたことは刑法が定める刑罰の質や規模に関係なく清算されるという教えです。

ですのでキリスト教の内で生きてきた者として、いちばん気に思うことは、私たち公共社会は元少年Aを、どうしたら許すことができるのか?です。

許されないのであれば、少年Aのような属性の者は社会から排除したままのほうが、公共福祉の面でも有益なのか興味深く静観したいと思います。

人生の破滅、破産法の免責主義の例えがユニークに書かれた記事、元少年A手記に思索を得て、犯罪史に名を馳せるような凶悪犯をも悔い改め(教誨指導)に導いてきたキリスト教会に所属する、いちクリスチャンとして書いてみました。

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たみ

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投稿者プロフィール

ブログ管理人
Facebookグループ・キリストの手紙 共同管理人。
プロテスタント教会所属 

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